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「待つということ」

法話   2017/04/22
2017年04月22日放送

私達が、「待つ」といった場合、「人」を待つ、或いは「時」を待つということになりましょうか。古い歌ですが、“待ちましょう”とか“待つわ”という曲がありました。これは、自分に素敵な人が出てくる迄、待つという切ない乙女心を歌ったものです。人を待つ心境を、竹久夢二は「宵待草のやるせなさ」と詠んだように、待つというのは人間にとって何とも切ないものです。
徳川家康は「泣かぬなら、泣くまで待とうほととぎす」と、その心境を詠んだものの、おおむね人間は「待つ」ということがたまらなく苦手なのです。
テレビコマーシャルで「三分間待つのだよ」という、カップラーメンのキャッチフレーズがありました。これは、わずか三分、三分間でさえも待てない現代人の我慢のなさを、はっきりあらわしているかと思います。三分間でさえ待てないのです。なぜでしょうか?それは、待つということは、自分を捨てて相手に、或いは、向こう側に身をゆだねてしまうことだからです。やるべきことをやり、向こう側にすべてをおまかせしてしまうことといってもいいでしょう。私達の人生において、じっくり待たなければならないことが多々あるのです。
“果報は寝て待て”
“待てば海路の日和あり”

安平町 見龍寺
守屋 敬道

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