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「知恩・感恩・報恩」

法話   2016/07/16
2016年07月16日放送

恩返し、恩知らず、恩に着る、恩を売る、などなど、恩にまつわる言葉が多く存在いたします。この恩という字を漢字の造りから紐解いていきますと、上の因という字は敷物の上に人が寝ている、その敷物は常に使用し親しむものであるから、因という字に心を添えた恩という字は「いつくしむ」という意味になり、愛情を受けるという意味になるそうです。
そもそもこの恩とは古くから「恵」という意味で用いられていました。仏教では自分が恩を受けていることを知り、そのことに感謝し、その恩に報いること、知恩・感恩・報恩の重要さを説いております。
まず自分がどれだけの恵みを受けているのかということを知ること。今自分が生きていられるのはどれだけの方々のお陰なのか、様々な恩を知ることで自然と感謝の念が湧いてきます。そしてその恩、恵みに感謝の念が沸き起こったならば、社会や人々に対して自らが恵みを施そうということです。これが仏教の目指すところです。
道元禅師は日常の様々な行いが仏法にかなえば、それがそのまま報恩の行いになる。正しい行いを日々続けていくことが報恩の行いであると示されました。正しい行いを日々続けていくということが恩に報いるということになるのです。
受けた恩を知り感謝しそして施す。その日々の繰り返しですべてがつながっていくのです。くれぐれも恩を仇で返すことだけはなさいませんように。

岩見沢市 孝禅寺
安彦 智峰

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