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「心」

法話   2015/08/22
2015年08月22日放送

今年もお盆が終わました。お盆の期間は、ご先祖さまのご供養に、お寺にお参りに行ったり、お墓にお参りに行ったりで、お忙しい日々ではなかったでしょうか。
この忙しいという漢字ですが、へんは心でつくりは亡くすという字で出来ていまして、「あれこれと追われて、心がまともに存在しない状態、つまり、落ち着かない気持ちになること」という意味になります。
「心」というのは、禅では「この世のすべては、私の心のはたらきである。心がすべてを作り出している」と説いています。だからこそ、自分の心の持ち方が大切なのです。
日々生活していますと、嬉しいことや楽しいこと、また悲しいことや悔しいことがありますが、それらのことをありのまま受け止めて穏やかに無事に生きてゆくことが禅の生き方です。
ここで一つの詩を紹介いたします。
「あなたの心はどんな形ですかとひとに聞かれても答えようがない 自分にも他人にも心は見えない けれど ほんとうに見えないのであろうか 確かに心はだれにも見えない けれど心づかいは見えるのだ それは 人に対する積極的な行為だから」
この言葉は詩人の宮沢章二さんの「行為の意味」の一説です。
お忙しい日々を過ごしていますと、心に余裕が無くなります。そうなると他の人に対して、優しく出来ません。冷たい心や思いやりの無さも、行いによって見えてしまいます。自分の心の持ち方で世界は違って見えてきます。
どうぞ心を亡くさず、心づかいを大切にして、日々お過ごしいただきたいと思っています。

釧路市 雄昌寺
川崎 光紀

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