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「食事」

法話   2015/06/27
2015年06月27日放送

日に三度のお食事が美味しく頂けるということは、とても幸せなことですし、そのことは健康のバロメーターになります。
今晩は何を食べようか、今度あんなものが食べたいと、美味しいものを食べること、そしてこれを作ること、グルメは生きる楽しみ・喜びに直結します。
さて道元禅師はこのような言葉を残されています。
「之を護惜(ごしゃく)すること眼睛(がんぜい)の如くせよ」
このお言葉は、修行道場における食事当番の心得を示したものです。
「之」とは食材のことを言い、「護惜」とはものを大切にすること、「眼睛」とは自分の目の玉のことです。
つまり、食事を作る心得として、調理の食材を自分の目玉ぐらい大切にしなさい。そうしなければ、美味しい料理はできないと、厳しく諭されました。
よい料理を作るコツは、先ず材料となる食材を大切に扱う心を持つことです。
曹洞宗の寺院では野菜の切れ端や皮も簡単には捨てず、ダシを取ることを利用します。 椎茸でも昆布でも一番だし、二番だしをとり、それを更に佃煮にするくらい大切に使い切ります。
私たちが食物として口に入れるもので、命のなかったものは一つでもあるでしょうか?
米・野菜・魚・肉、これらは全てみずみずしい命を持っていたものばかりです。
私たちは三度三度、その生きた命を食べているのであって、そのお陰で私の命を保ち長らえることができているのです。
私の命が他の命や自然によって支えられて生かされている。そのことに気が付けば、我が身の尊さとこの命を生かしきらなければならないことを感じることでしょう。
食事の時にはその感謝の心をしっかりと「頂きます」「ご馳走さま」に込めて美味しく頂きましょう。

恵庭市 大安寺
押見 俊哉

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