法話

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「供養」

法話   2015/06/13
2015年06月13日放送

仏教は皆様ご存知の通りインドから中国を経て日本へ伝わりました。その間、み教えと共に、その土地土地の習慣や作法、伝承話しも一緒に入ってきております。その一つにあの閻魔大王の裁判のお話しがあります。
人が此の世の使命を終え、自然の流れである七日を七週かけ四十九日間の黄泉路の旅を中陰といいます。いわゆる亡くなってからの七日勤めの事であります。その中でも特に五週目の三十五日中陰は四十九日前の大きな節目といわれます。それが閻魔大王の裁判の日だからといわれているからです。
子供の頃、「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ」と言われた事はありませんか?他にも「血の池」「針の山」等地獄の怖い印象の閻魔大王。
しかし本来のお姿は私達を優しくつつみこんでくださり、仏様との架け橋になってくださる菩薩様であると言われます。ですから閻魔大王の裁判は「お前は生前中はこんな悪い事をした、こんな酷い事をしたから地獄に落ちろ」ではなく、「あなたは生前中にこんな善い事をした、こんな素晴らしい人生を送られたのですよ」と擁護してくださるものなのかもしれません。
黄泉路の旅を終え、亡くなられた方はもう此の世で善い事をする事が出来ません。代わりにつとめるのが残された私達です。供養は正式には「追善供養」と言います。亡くなられた方に代わって追って善行をつむ事が供養であり、私達の生活も正されるのですよという教えであります。
どうか亡くなられた方の為にも、そして自分自身の為にも一日何か一つ善い事をしようと心掛ける生活を送りたいものであります。

南幌町 菩提寺
岩井 淳一

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