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「相承」

法話   2014/06/28
2014年06月28日放送

仏様の教え、それを師から弟子へと絶えることなく受け継ぎ伝えゆくことを「相承」といいます。 ちなみに「相」はきへんに目、相手の相、手相の相という字を書きます。 この文字の意味は、目が木に向かい合うということから、よく見て調べるという意味です。
また、向き合うことから「互いに助ける」という意味もあります。 また「承」は、伝承の承、前のものを受け継ぐ、相手の意向を受け入れるという意味の文字です。
さて、師匠から弟子へと、相伝えてゆく仏法とは、どのようなものなのでしょうか。 お経、儀式、作法、様々なことがありますが全てをひっくるめて「以心伝心するもの」なのです。 この以心伝心は、伝統技能や、技術の習得におおける師弟関係でもよく見受けられます。 技能・技術は習得段階が比較的わかりやすくまた、師匠となる人も、弟子と同じ体験・経験を経ているので、より適切に導くことができるのです。 この場合、師は弟子の心の動きを察知して、正しい道へ導くことになります。 仏道では師匠はより高い境涯、例えば山のいただきから、登山道を上ってくる弟子を観察しているようなものです。弟子は師匠をめざし、やがて頂上にいたります。山の頂上から見た下界の眺めは、経験した者にしかわからないことです。この経験の共有を以心伝心といい、そこに至る境涯を相承というのです。 私も改めて、仏様の教えを、信念と意義と真心もって、後の人々に「相承」できるように心がけたいと思うものであります。

小平町 正法寺
谷 裕二

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