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「いただきます」

法話   2014/02/22
2014年02月22日放送

私たち日本人が用いる挨拶に「いただきます」という言葉があります。食事をする前に、また物をもらうときなどに用いますが、感謝の形と心を表すこととして、仏教の精神とともに伝えられた、日本独特の文化です。この言葉は英語等、外国語にピタッと当てはまる表現はないようです。諸説あるようですが、「いただきます」の「頂き」は、山の頂きを書きますが、これは人からものをもらうとき掲げたりすることから、また禅寺では食事の前におかゆの入った器を掲げ御経を唱えし、それから食事をいただきます。そのような動作から「頂きます」となったそうです。
お米・お野菜・お魚やお肉等、命あるものを頂くことに感謝をすること、野菜を作ってくださった方、お魚を獲ってくださった方、料理を作ってくださった方等、自分の口に入るまでに携わった人達に、感謝をするということです。
また、人から物をもらうときなど相手を敬い、尊敬の念を持ち、「いただきます」を用いるのです。
しかし最近では『学校給食費を払っているのだから「いただきます」と云う宗教的儀礼はおかしいのではないか』などの意見もあるようですが、すべてが命の頂き物なのです。昔の人は「有り難や、有り難や」と云って手を合わせたものです。
「いただきます」とは感謝する心です。また「有り難う」と頭を下げる事でもあります。さまざまな恵みや、恩恵があり私たちは生かされているのです。
感謝の気持ちを表す言葉に「恩」という言葉があります。「恩」と云う文字を二つに分けますと、原因に心を配る事、となるのです。「因(もと)」に「心」を配り、恩を肝に銘じたいものです。そしてそれが、感謝の日々につながるのではないでしょうか。このような日本の文化、大切にしたいものです。

石狩市 龍澤寺
河村 康喜

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