法話

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2011年2月26日放送

法話   2011/02/26
2011年02月26日放送

ひとは言葉によって、自分の考え、気持ちを相手に伝え、相手の言葉を受けて心のうちを理解することが出来ます。 「おかげさまで」「すみません」「ありがとうございます」など、殺伐とした世相であるほど、心を落ち着けて、言葉を考え直してみる必要があり、使い方によってはプラスにもマイナスにもなります。
道元禅師さまは「愛語は愛心よりおこる、愛心は慈心を種子とせり」つまり、限りない慈悲心に根ざすもので、その心から発する言葉の大切さを言っておられます。 たとえば赤ちゃんを可愛いと思う心での挨拶や、その人のことをおもいやった言葉掛けをすることで、ひとの心をやわらげ、癒すことが出来るのです。
このように考えますと、言葉はその人の心を写し出す鏡のようなもので、善い心の時は善い言葉になり、邪心の時は悪い言葉となり、簡単に人を傷つけたりします。言葉ひとつで人は一喜一憂するのであります。人を奮起させるのも、悲しませたり、落ち込ませたりするのも言葉であります。 愛語は、自らが仏や菩薩となって発する言葉でなければなりません。
さらに禅師さまは、そのところを「愛語能く廻天の力あることを学すべきなり」と示しており、愛語は天地世界をも動かす力があることを知る大切さを重ねて強くおさとしになっておられます。
「言葉は人なり、人は言葉なり」というように、その人の発する言葉でその人のこころが分かるのです。明るい人間関係は愛語からであり、常に愛語のキャッチボールを日々の生活の中で心がけるよう努力したいものです。

阿寒町 西来寺
廣瀬 明生

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