法話

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2010年7月24日放送

法話   2010/07/24
2010年07月24日放送

私が修行中、当時102才の永平寺宮崎奕保禅師様に教えていただいた話です。
「お前達は、『南無釋迦牟尼仏』と唱えているが、意味を理解しているか? 釋迦牟尼佛というのはお釈迦様のことだ。では『南無』とはなんだ?」と問われました。
誰に質問されているのかもわからず黙っていると、少し困った顔をされながら、「日本語の『好き』と言う言葉の意味は?」と先頭の者を、指差しました。さすがにその者は答えなければならず「好き、好ましいという意味だと思います。」と答えました。
禅師様はニッコリと笑われ、「そうだな、その通りだ。では英語の『アイラブユー』の言葉の意味は?」と横の者を指差しました。その者は、困りながらも「同じ意味だと思います。」と答えると、「違うぞ。『アイラブユー』の言葉の中には、相手を好き、好ましいというだけではなく、相手を敬い、尊敬する、そして委ねる、まかせるという意味も入る。『南無』というのは、アイラブユーということ。『南無釋迦牟尼仏』とは『アイラブお釈迦様』と唱えている。これはお釈迦様を好きだと言っているのではない。僧侶が『南無釋迦牟尼仏』と唱える時、これは日々の修行、生活、行いをお釈迦様に委ねますという意味で唱えている、お檀家の皆さんが唱える、『南無釋迦牟尼仏』。誰かを思って唱える時。お釈迦様どうぞその方をお願いしますね。導いてあげて下さいね。という意味になる。」
これが禅師様に最初に教えていただいたこと。皆様もお盆の近いこの時期にどうぞ『南無釋迦牟尼仏』とお唱え下さい。其のお心があの方に届きますように。

札幌市 薬王寺
田中 基裕

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